新居に持って行ける物、持っていけない物のチェック表

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引っ越しを業者に頼めば、当然何でも持って行ってもらえる物、と思ってしまいますが、実は意外と制限があります。

まず業者が持って行ってくれない物、次に別費用がかかる物、そして持って行けても引っ越し先では使えない物


見積もりの段階で相談しておけば引っ越し業者は色々と教えてくれますが、業者も知らない小物などでは当然教えてもらえません。間違えがちな物を中心に、注意点を並べてみます。


【目次】

・ 引っ越し業者が持って行ってくれない物
・ 別費用がかかる物
・ 持って行けても引っ越し先では使えない物
持って行ける物、持って行けない物チェックリスト


引っ越し業者が持って行ってくれない物

引っ越し業者が持っていけない物、というのがいくつかあります。各社のホームページに行けば注意点が並べられていますので、参考にしてみてください。とはいえ、いちいち確認するのは面倒ですよね。そこで良くあるものをピックアップします。


貴重品

基本的に引っ越し業者は高価な物の保証はできません。そのため貴重品の搬送は行わない、としています。


たとえば、「宝石や財布などは自分で持っていってください」と言われることが多いようです。
もちろん箱の中に通帳を詰めて持って行って貰うのは結構ですが、極端な話、搬送中にトラックが事故に遭っても保証はされないと言うことを認識しておいてください。


楽器・アンティーク

貴重品に近い物で、保証外になることが多いのが「楽器」「骨董品」です。特に楽器は搬送による振動で歪んでしまい、音が悪くなることが考えられます。「音が悪くなった」という事に対しては検証も難しいので、通常は保証外となります。骨董品は貴重品と同じ扱いで保証外です。


パソコン

意外に知られていないのが「パソコン」です。これは振動によるハードディスクのデータの破損に対して保証ができないためです。


大手の引っ越し業者では「パソコンは手持ちでお願いします」と言われることが多いと思います。私の経験上、しっかり梱包すれば今どきのパソコンが引越しの際に壊れることはありませんが、気になる方は出て持って行ってください。ノートパソコンなら最近は搬送用のバッグもあるので、簡単に持っていけると思います。


困るのがデスクトップ型のパソコン。ほとんどの場合、「壊れても保証しません」と言われつつ、業者にお願いすることになります。もし本当に気になる場合は、ハードディスクだけは取り外して持って行くようにしてください。


また、データを書き出す・コピーするなどでバックアップは必ず取っておくことをお勧めします。これは自分で持って行かれる場合でも、業者にお願いする場合でもやられることをお勧めします。


別費用がかかる物

持っていけるが、別費用がかかる物もたくさんあります。


エアコン

これは引っ越し業者が確認してくれると思いますが、エアコンの「搬送」は通常の引っ越し業務の範囲内ですが、「取り外し」「取り付け」は別料金です。


「引っ越し先にはエアコンがあるから置いていこう」と思っても、賃貸の場合、エアコンを取り外すところまで「原状回復義務」に含まれることがほとんどです。(「原状回復義務」とは、賃貸の部屋から出て行く際に、「入居時と同じ状態にして出て行く」という義務のこと。生活による汚れなどは問題ありませんが、壁の破損などがあるとその修理費用は「原状回復費用」として請求されます。)


エアコンの取り外しは業者にも依りますが、目安は一台一万円。複数台あると無視できる金額でもありません。


エアコンを持って行くのならその作業と料金は誰にお願いするか、あらかじめ確認しておきましょう。またエアコンを置いていきたい場合は、オーナーに相談すると「置いていっても良い」と言われる場合もあります。特に個人オーナーの場合は交渉次第なので、早い段階で相談しておくことをお勧めします。


私が一度やってしまったことがあるのですが、直前で相談して断られると、引っ越し業者が搬出作業中に急いで電気屋を探して、その場で取り外してもらうという羽目になります。


楽器・アンティーク

上にも挙げていますが、楽器・骨董品は別料金の最たる物です。


通常の引っ越し業者では扱ってくれませんので、専用の業者を使う場合がほとんどだと思います。
あるいは自分で梱包して、特別料金の宅配便を使うという手もあります。


唯一の例外は「ピアノ」。これは取り扱いが多いため、ほとんどの引っ越し業者は、特別費用を取って搬送してもらえます。ただピアノの搬送費用はかなり高価です。


一人暮らしでグランドピアノを置くこともないと思いますが、搬送・据え付け・調律費用は小規模な引っ越しよりも高額ですし、引っ越し先が一階でない場合は、その階数によって急激にコストが上がります。


ちなみに搬送するとかならず歪みが生じるので、搬送と調律は必ずワンセットです。引っ越しのご予定がある方は調律のスケジュールを引っ越しの時期まで延ばす事をお勧めします。


特別料金はとにかく高額なので、楽器や絵画、美術品などで貴重な物を持っている場合、数が少ないのなら自分で持って行くというのも一つの方法です。

持って行けても引っ越し先では使えない物

引っ越しでは持っていって終わり、という訳ではありません。持って行っても、引っ越し先では使えない物も結構あります。


多くの企業では、引っ越しの際に特別手当が出ることも多いのですが、これは作業の大変さに対する手当と言うだけでは無く、実際にそれだけ特別な支出が増えるという事でもあります。


カーテン

引っ越し先で使えない物の代表例としてはカーテンがあります。


ワンルームで窓の数が少なければそれほど問題ではありませんが、角部屋で2LDKなら最低4枚はカーテンは必要です。実際には小窓などもあるので5~6枚は必要でしょう。これを全部新しく購入するなると、それだけでも結構な出費になってしまいますね。


引っ越しの際にはとりあえず今の住居のカーテンを持って行くことになると思いますが、カーテンの寸法はなかなか面倒です。高さや幅が微妙に違いますし、窓の数が違えばカーテンの数も合わなくなります。


寸法が合えば、足りない数だけ買い足せば良いのでは?と思うかもしれませんが、同じ柄のカーテンはなかなか揃いませんし、何年か経てばカーテンが日焼けで変色しているので同じ柄の物を購入したとしても雰囲気が変わってしまいます。


あまりデザインを気にしないというのなら流用しても大丈夫かもしれませんが、ほとんどの方はカーテンを買い換えられると思います。「カーテンを流用できるからこの物件にする」という方もなかなかいないと思いますので、カーテンの買い換え費用は考えておく方がよいかと思います。


ちなみに余談になりますが、引っ越し時点では、大きさが合わなくても持ってきたカーテンをとりあえず付けておくことをお勧めします。カーテンが無いと北向き以外では時間によってはかなり強い日が差します。


遮光ができると過ごしやすいだけではなく、家の環境によっては外からの視線や音を防げるので引っ越し後のバタバタしている時期にカーテンがあるのとないのでは感じるストレスが大きく変わってきます。
窓の一部だけでも良いので、今あるカーテンを付けて目隠しをしておくようにしましょう。


この目隠しを段ボールでしている友人がいましたが、さすがに段ボールでは見てくれが悪いですし、遮光性が高すぎて家の中が真っ暗になります。それに窓を開けるのに不便です。やはりカーテンが一番ですね。


ガスコンロ・暖房器具

引っ越し先が都市ガスか、プロパンか、オール電化かの確認は重要です。またガスコンロが設置されているのか、自分で取り付けるかの確認も重要です。私もプロパンから都市ガスの住居に引っ越ししたために、持っている暖房機器が使えなくなるということがありました。


引っ越し先で使えない暖房器具でも、持って行かなければいけません。エアコンと同じく個人オーナーなら交渉して、置いていけないか聞いてみる、あらかじめ近所の人などに差し上げることを検討するなどをお勧めします。どうせ持って行っても物置の肥やしになるだけなので。


照明

通常の照明は問題ありませんが、凝った海外の照明であったり、デコラティブなシャンデリアのような照明を使っている場合、また築20年以上の家に引っ越す場合は注意が必要な場合があります。


最近の照明はほとんどが同じ金具で取り付けられます。シャンデリアのような照明でも、ホームセンターでアタッチメントを購入すれば取り付けられることが多いので、「取り付けられない」というパターンは余りありません。


ただし古い住居では天井が低いため、背の高いシャンデリアなどでは手が届いてしまう場合があります。また、「取り付けられない」という問題が起きる場合は二つ考えられます。よほど特殊な金具を使う場合と、古い設計で天井が平らでない場合です。


最近は天井が高くなっているので天井が平らですが、古い設計では天井が低いため、照明の取り付け部分だけ天井を高くしている場合があります。


シャンデリアのように天井から「吊る」タイプの照明ではこの設計が有効なのですが、最近のフラットな照明ではこの天井の平らな部分に照明が引っかかる場合があります。


古い家ではとにかく照明の取り付けに注意する必要があります。金具、天井高さ、天井の形、どれも事前に確認し、すぐに照明を取り付けられるように手配しておくことをお勧めします。


こういった問題が起きるのは決まって築年数の経った古い住居のため、補助照明も少なく窓も小さいことが多いため、照明を付けられないと本当にその部屋が使えないためです。


引っ越しの際には、意外に「使えないのに持って行く」「持ってきたけど使えない」という物があります。


事前に不要な物をチェックしておくことで荷物をシンプルにする、あらかじめ必要な物を買っておくことですぐに生活できるようにするという準備は重要です。慣れてくると引っ越し業者が搬入している中で同時に電気屋から照明を届けるという荒技も可能です。


バタバタして大変ではあるのですが、照明などは取り付け位置も分かっていて作業も簡単ですし、照明があると搬入作業もしやすくなるのは引っ越し業者もよく分かっています。持ってきた照明と合わせて取り付けもやって貰ってしまい、スムーズに引っ越しが完了できます。


感覚的には一番難しいのはカーテンです。数cmの長さの違いで買い換えが必要かが決まるので、入って実際に取り付けないとなかなか判断できません。引っ越しが多いので以前のカーテンも後生大事に転々と持って行った結果、3軒目の引っ越しで再利用できたカーテンもあります。


これだけは引っ越し後に日を決めて買いに行くつもりでいたほうが良いと思います。また寝室には絶対にカーテンを取り付けてください。特に部屋が東向きか南向きの場合、眩しくて朝は寝られたものではありません。


持って行ける物、持って行けない物チェックリスト

持って行ける物、持って行けない物として取り上げた物をまとめると以下のようになります。引っ越し前に知り合いにお裾分けする物のリストとして、引っ越し先の下見の際にチェックする項目として、引っ越し後に必要な物を購入する際のチェック項目としてご活用下さい。


●引っ越し業者は持っていってくれない物
・パソコン
・貴重品(現金・宝石)


●有料で持って行ける物
・骨董品
・美術品(絵画など)
・楽器(ピアノなど)
・エアコン(取り外し・取り付けが有料)


●場所によって注意が必要な物
・ガスコンロ・ガスヒーター(都市ガスかプロパンかで使えない場合有り)
・照明


●まず持って行けない物
・カーテン

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このブログ記事について

このページは、hikkoshiyadokari-webcielが2012年2月 3日 09:35に書いたブログ記事です。

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